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宇佐美研究室

医用画像解析・三次元形状復元と診断支援

Medical Imaging, 3D Shape Reconstruction, and Diagnostic Support

内視鏡画像CT細胞・病理画像3D形状復元深層学習物理ベース画像理解診断支援

内視鏡画像,CT画像,細胞・病理画像などを対象に,病変の検出,セグメンテーション,分類に加えて,形状,深さ,大きさを定量化する診断支援を研究しています.

本研究室では,深層学習に加え,光学・幾何・物理に基づく画像理解を組み合わせることで,病変を「見つける」だけでなく「どのような形か」「どの程度の大きさか」まで扱うことを目指します.

とくに,内視鏡画像からのポリープ三次元形状復元は,本研究室の特徴的な研究テーマです.

なぜ難しいか

医用画像は,施設差,撮像条件,患者個体差,病変の多様性によって分布変動が大きく,少量データ・不均衡データでの学習が避けられません.

さらに,内視鏡では非剛体変形,鏡面反射,照明変動,視点移動が重なり,単眼画像からの形状復元や絶対スケール推定は本質的に難しい問題です.

実用化には,精度だけでなく,誤検出の許容度,計測の安定性,説明可能性,臨床ワークフローとの整合が求められます.

研究方針

本研究室では,データ駆動型の深層学習と,光学・幾何・物理制約を導入したモデル化を接続し,病変検出から三次元形状復元までを一体として扱います.

1. 病変検出・分類・セグメンテーション

内視鏡,CT,細胞・病理画像を対象に,少量ラベル学習,転移学習,半教師あり学習,生成モデルを活用しながら,頑健な検出・分類・領域抽出を実現します.

2. 三次元形状復元と定量計測

血管構造,陰影,照明・投影モデルなどの手掛かりを用いて,単眼または少数視点画像から病変の相対深さ,三次元形状,絶対的な大きさを推定します.

3. ドメインシフトへの対応

施設差,装置差,撮像条件差に対して,ドメイン適応やデータ拡張を用い,現場で崩れにくい医用画像AIを設計します.

4. 臨床ワークフローへの統合

読影や内視鏡診断の流れに沿って,見落とし低減,計測の再現性向上,診断時間短縮につながる支援技術を評価します.

評価の考え方

評価では,検出・分類・セグメンテーションの精度だけでなく,三次元形状復元における深さ誤差,表面誤差,サイズ推定誤差,再構成の安定性を分けて評価します.

さらに,読影支援としての有用性,診断時間の短縮,見落とし低減,計測の再現性など,臨床的観点からの検証を重視します.

現在の問い

  • 1血管構造と光学的手掛かりを利用した内視鏡ポリープの三次元形状・絶対寸法推定
  • 2少量ラベル・施設差・装置差をまたぐ頑健な病変検出・分類・セグメンテーション
  • 3検出,形状復元,良悪性推定を統合したマルチタスク診断支援
  • 4生成モデルと説明可能性を取り入れた学習・検証基盤の構築

Demo

画像1枚から三次元形状を復元するデモを確認できます.

Demo